題名

傾城(七変化)(けいせい(しちへんげ))

変化物としての題

雛祭神路桃(ひなまつりかみじのもも)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『歌撰集』

〔三下り〕「やく束のくるか/\と待ときやこいで
「よそへかわれてまゝならぬ〔合』夜ふけてごんす。きのわるさ〔合〕わしをこまらせ。おもはせぶりか〔合方〕宵から〔合〕いまゝで。どこにゐくさつて。どこの色めと茂りくさつて、くぜつしまふてきたのじやのさりとては〔合〕引手数多の身じやとてもつらいしやうじやないかいなぬしの心が。わしや取にくいさりとは/\悪しよへ〔合〕そふでもあろか花の咲のもみのるもわしがふたば恋ぢのふねじや。ものさりとは/\あくしよへ
「わしがまつよはきのふから。はしごにとはんせ。すそふみちらし〔文弥ブシ〕ほんにかぶろをしかつて見ても。はらの立つのはなんのやも。あかぬたぱこの〔ヲトシ〕煙たつ
「たれが待やら。しやらりととけし。ふたえ帯。見るたび/\や聞たびに〔合〕にくてらしほどかわゆさの〔合〕わしはかふした流れのつとめ。そのかひなぎさの千鳥やさんざ鳴音は〔合〕さんざ鳴音は〔ヲトシ〕しほらしや
「通ひ/\し衣紋坂恋に引れてくる/\と。まはる紋日の品もよく。姿吉原やりてかぷろのだてくらべ。いろめく花の散や惜まんげにもたへせぬふぜいなり。

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関連項目

タグ

#変化物 #廓

分類番号

00-2310000-k4a2s4a2-0002

長唄 傾城(七変化) 歌詞