題名 †
卯の花（うのはな）
本名題 †
賑民寿万歳（にぎわうたみことぶきまんざい）
詞章 †
声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第3編 清元集（明治42年） †
（資料の題名『賑民寿万歳』）
（紫雲庵直伝）
『卯の花の雪で兎を作るなら〔合〕目には程よき花落の〔合〕茄子の走りに浪越えて
『高値はまけぬ〔合〕初松魚、釈迦の誕生指させど、天にも地にお只壹本、一杯飲んだ酒機嫌、まだ跡舟や日和下駄、来るか／＼と川岸へ出て見ればノンシ、船は家根船佃節、オツトあぶねへ長箱のさきへ〔合〕二上り桟橋や、是非に御見と書く文は、筆の鞘町か西川岸か、うまい仲町中空に、てつぺんかけたと鳴て行く、時鳥過ぎて雨晴れて、千種の花の露しげみ、尚光添ふ秋の夜の
『月の影さへ隅田川、いざ言問はん都鳥、あれの枯野と向島、誰が庵崎か琴の音も此の頃遠し冬籠、ふりの日脚も節季候の〔合〕さつさと御座れ年の暮、一夜あければ自から、長閑けき春の朝ぼらけ、梅に来て鳴く鶯に、初音ゆづりて才若が、千代の小鼓おつとりて、まん／＼歳と祝ふ寿久しけれ
分類番号 †
00-1331211-a3n5h1n1-0001
音源（宣伝枠） †
データ入力日：2016/05/17
清元 卯の花 歌詞
