題名

姿の花(すがたのはな)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『歌撰集』

(目次の題名『すがたの花』本文の題名『すがたの花』)

「さりとてはひとりこがるゝ心のやみははれやらで。うつろふものは花の色梅がかほみんうぐひすの。谷より出てまださとなれぬしんき。心にやるせがほんにないぞへ〔合〕水のかゞみに顔みれば。見かはすほどのかみかたち。さりとはあゝいかならん、身のゆくゑ何と忍ぶのしのぶのみだれたれゆへに〔合〕朝な夕なの物思ひ。たれくみあげてとふ人も。わが身はひとりものおもふ。思へばゆめの世をしらで恋のしがらみせきとめよ。

分類番号

00-2310000-s3g1t1n5-0001
データ入力日:2016/09/13

長唄 姿の花 歌詞