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嫩丹前（長唄）

題名 †

嫩丹前（ふたばたんぜん）

本名題 †

花錦嫩丹前（はなにしきふたばたんぜん）

詞章 †

『徳川文芸類聚』第１０　俗曲下　『荻江節正本』 †

（目次の題名『花錦嫩丹前（ふたば丹前）』本文の題名『花錦嫩丹前』）

「おさきどうぐの花やり〔合〕台笠竪傘〔合〕ついのはさみばこみとにさ〔合〕ふりこめ／＼よいやさ〔合〕ありやんりやゝ／＼よい／＼／＼／＼かほみせ
「ませた奴の一やうにこんのだいなしねぢからげ〔合〕きしやうでふれさ／＼〔合〕あさのでがけにや十六らかんや〔合〕廿四かうはさかしほ／＼けもない／＼〔合〕〔ヒヤウシ〕ひやしゆかん酒きらひはこざらぬなんでもせい／＼よい／＼よい／＼／＼／＼ひつかけさんばいほろゑふたあぶない
〔せりふ〕「がてんじや
「あぶない
〔せりふ〕「がてんじや
〔歌〕「まかせておけろのやれ／＼さて／＼さつてもそろふた花のかほみせ
〔人ヨセガカリ〕〔吉次〕「やうしゆんのけいかはそらにたなびき
「せいやうの〔合〕いろあを／＼とうなばらの〔合〕〔三ノギン〕そのしまだいはなに／＼ほうらいほうじやうゑいじうのしまにたとへ花のかほ
〔二ノギン〕「かわゆらしさよたうせいに〔合〕にしきいろどるうちかけの〔合〕それにはあらぬながばをりおとことも見へまたおなごともみえのをび〔合〕しやんとさいたるだいしやうに〔合〕こひにははまるふちがしらひとのめぬきを忍びあふ〔合〕〔三ノギン〕くがゐのなかのまぶぐるひ〔合〕うそでもしんじつかわたけの〔合〕〔カン〕ながれの里にきのふまでもつたいつけてさみせんにつゐのせられし二上りに〔合〕〔三ノギン〕のぼりつめたるこひのやましもふみわけて
〔吉五郎せりふ〕「ヲヽつめた
〔歌〕〔ヒヤウシ〕「ゆきのあしたのわかれざけ〔合〕ほのめくかほのてりそふは〔三ツビヤウシ〕ひのでいちりうふれやれ〔合〕ふれやれふつてふりだすはつしぐれ〔合〕〔ニノギン〕いきぢにぬれし〔ギンガハリ〕あさがへり〔合〕またわるじやれのぴんとしてぴんともみひげくわんくはつすがた〔合〕さすがおいゑの四花四よう〔合〕ゆるすてがしのすいせん花ひともとならぬふたばふりいづれおとらぬふうぞくはいくよます／＼名をたちばなの花もみもあるときはぎや
〔ツヾミ歌〕〔吉次〕「かはらぬことはいつものこひことば
〔ナヲス〕「それをたよりにとるふでの〔合〕ふかいあさいは〔合〕すみいろにとふて見や〔合〕それがうそならかなでかいてみしよか〔合〕二つもじ〔合〕うしのつのもじすぐなもじゆがみもじとは君はしらずやなん／＼なさけのあだまくらエヽ〔合〕何ぞいなにくらしとぴんとすねられてもちぶさたにくゆらする〔合〕たばこはうきをわすれぐさくぜつしらけてまことの中よ〔合〕〔カン〕こちよらんせおてまくら『〔合〕ふたりぬるよのいろくらベ
〔ヲトシ〕〔ヲドリ〕「くらべこしとはゐづつのをんな〔合〕をさなだちから見へつ見られつ〔合〕心しれずばかんざしのうらまさしかれそれさこれさ〔合〕なるかならぬかいふて見さんせとはしやんせうきよはいろのさかりまんなか
「はなのかほみせにしもひがしもみんな見にきたらうにやくなんによゑいとぅう／＼おせ／＼やつさゝ／＼〔合〕やぐらたいこのおとは久しき。

タグ †

#丹前物

分類番号 †

00-2310000-h3t1b1t1-0001
データ入力日：2016/09/14