題名

小鍛冶(こかじ)

本名題

姿花后雛形(すがたのはなのちのひながた)

詞章

声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年)

(劇神仙述)

『稲荷山みつの灯火あきらかに、心を磨く鍛冶の道、小狐丸と末の代に、残す其の名ぞ著き
『夫れ唐土に伝へ聞く、龍泉太阿はいざ知らず、我が日の本の鉄工、天国天の座神息が、国家鎮護の剣にも、勝りはするとも劣らじと、神の力の相槌を、打つや丁々しつていころり、余所に聞くさへ勇ましき
『打つといふ夫は夜寒の麻衣、遠の砧も音添へて、打てやうつゝの宇津の山、鄙も都も秋ふけて、降るや時雨の初紅葉、焦るゝ色を鉄坐に
『火加減湯加減秘密の大事、焼刃渡しは陰陽和合、露にも濡て薄紅葉、染めて色増す金色は、霜夜の月と澄みまさる、手柄の程ぞ類なき、清光りん/\美しき、若手の業物切物と、四方に其の名は響きけり

タグ

#松羽目物 #狐

分類番号

00-2310000-k5k1z200-0001

音源(宣伝枠)


データ入力日:2016/05/16

長唄 小鍛冶 歌詞