題名

常盤の庭(ときわのにわ)

詞章

声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年)

(資料の題名『常磐庭』)

(杵屋六左衛門述)

『そも/\厳嶋の御社は、人皇七十四代の御宇かとよ、再建ありし宮柱、幾百歳か白浪に〔合〕
『数の灯火照り渡り、その面影を吾妻なる〔合〕
『眺めは築地海原の、南は蒼海雲につゞき〔合〕
『遠山遥かに薄がすみ〔合〕
『千船百船行き通ふ、春の曙〔合〕
『不二の雪、長閑に匂ふ朝日影
〔三下り〕『仇と恋とを空せ貝、もしや海松布を打寄る浪に、撫子貝の可愛らし
『さしくる汐に漕ぎ来る
〔三下り〕『床しき船の青簾〔合〕
『音締も高き高輪に〔合〕
『なれて鴎の〔合〕
『三つ〔合〕
『四つ〔合〕
『二つ〔合〕
『六つむつまし竹芝に〔合〕
『見えつかくれつ沖洲の蘆に、翼すゞしき夕まぐれ身に入む頃は立秋の
『苫屋の煙隈どりて、絵嶋が崎や明石潟〔合〕
『須磨の浦辺で汐汲む海士は、しんきらしいぢやないかいな、よい/\/\/\よいやさそれへ
『こゝは小浜の月をめで〔合〕
『霜をかさねて打つ砧
『はつ冬の〔合〕
『板屋を叩く玉霰〔合〕
『音もさむけき〔合〕
『閨の戸を、さゝでなぐさむ友千鳥、ちりやち/\〔合〕
『ちり/\はつと、夜半の漁火四ツ手網、世わたる業のしな/゛\は、言の葉草の及びなき
〔本調子〕『たゞ此の庭は年毎に、松の緑のおひ茂り、四季折々の風景は弁財天女の御めぐみ、福寿円満限りなき〔合〕
『舞の秘曲の面白や
『浪の鼓に笛竹の、十二の律を三筋の糸に、調べとゝなふひと節は、春夏秋冬楽しみの、千代に万代祝し/\て

分類番号

00-2310000-t5k2w1n5-0001
データ入力日:2016/05/16

長唄 常盤の庭 歌詞