題名

弥生(やよい)

詞章

声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年)

『春の景色をうつしては、うたひ謡はん、若草萌えつ山々に、引ける霞の其の下に、笑ふ桜の可愛らし、御代の治まるしるしと、雲井に飛べる鶴うれし、御狩は今日か飛鳥山、花の木蔭の小袖幕、弾三味線に舞ふ姿、蝶も倶に来よ舞はん
『今も変らぬ江戸紫に、交る路考茶ゆかしけれ、そも市松は六法の、丹前羽織伊達に残りて偲び草
『忍ぶ春雨小梅の寮に、とゞく芝居の番附や、炉塞すぎて二の替、女のすなる雛まつり、何れ劣らぬ春ぞ楽しき

分類番号

00-2310000-y1y5a200-0001
データ入力日:2016/05/16

長唄 弥生 歌詞