題名

新はごろも(しんはごろも)

別題

相生新はごろも(あいおいしんはごろも)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『歌撰集』

(目次の題名『新はごろも』本文の題名『相生新はごろも』)

「あさ風のまつはときわのこゑぞかしなみはおとなきあさなぎにつり人おほきをよねかなときしも春のけしきやとみほの/\まつばらにはくりやうもいざやかよはん/\〔合〕あまのはらふりさけ見れば霞たつ〔合〕そらにもいつしか行雲のうらやましげにうちながめ〔合〕かれうびんがのなれ/\しこゑいまひらに雁がねの帰りゆくあまぢを聞ばなつかしや千どりかもめのおきつなみ行かかへるかはる風のあまの羽風のひらひらと雨にうるほふにゐまくらふたつ枕はあひおいのまつ夜はつらい長まくらうかぬてうしのさみせんまくらいとしかわいの文まくらかはらしやんすな木枕のよそへはなびかぬ下紐しやんとくゝり枕や袖まくらこんなゑにしがからにもあろかいなめへうらやむふたにりぬるよのひぢ枕あづまあそびの舞の曲その名も月の色人は三五夜中の空にまた去程に時移つて天の羽衣うら風にたなびきなびく三保の松ばら浮島が雲のあし高山やふじのたかねかすかになつて天津みそらの霞に紛れてうせにけり。

タグ

#物尽くし(枕)

分類番号

00-2310000-s2n0h1g5-0001
データ入力日:2016/09/13

長唄 新はごろも 歌詞