題名

杜若(七変化)(かきつばた(しちへんげ))

変化物としての題

雛祭神路桃(ひなまつりかみじのもも)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『歌撰集』

(目次の題名『七へんげ』本文の題名『第三 杜若』)

「形見の花は今こゝに
〔三下り〕〔歌〕「在原の〔ヲトシ〕跡なへだてそかきつばた〔合〕花紫の〔ギンガハリ〕ゆかりとて
「かたみのかぶりから衣身にそへ持しことのはも契りし人の数々に
〔ヲトシ〕「よしや思ひのな露のしのぶ山忍びて
〔上〕「かよふなり平のすがたはいまに見かはす俤いとしわすれぬ心やな恋しゆかしき有さまを〔合〕かたるもなつかしことぞかし〔ヲトシ〕いとゞ色ばかりこそうきよなれたのしむもはや。昔男の名をとめし杜若〔ヲン〕ながめ給へや都人。まことは花のせいなりと。見へつかくれつなりにけり。

タグ

#変化物

分類番号

00-2310000-k1k2t3b1-0001
データ入力日:2016/09/13

長唄 杜若(七変化) 歌詞