題名

爪音幸紋尽し(つまおとさいわいもんづくし)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『荻江節正本』

(本文の題名『つま音さいわゐ絞づくし』)

〔三下り〕「千代のはる。花にうつろふてふもゝちどりしほらしやうちいで見ればしろたえの。ふじのたかねのうすがすみ。すそのはつゆのぴか/\と。あさひかゞやく御ゐせいきみをはじめたてまつり
「さつきげじゆんはわれ/\も。葉ばかりながら御くらかげぢん屋/\のもんづくしくぎぬき松かは木むらごう。三がい松にしやんとたづなもつなぎむましろ一もんじくろ一もんじわりびしわちがひ花うつぼ。花のいろかもなにしおふいほりにもつかうだきみやうが。だきをもだかとなあゝ。人が三つうろこでも。ままとはたてゑぼし。そのをりゑぼししのぶよの手はづやはづにいやましは。月にほし。かさをめしたか三ン本からかさ。さす手ひくてに二つ引三つへいじ四つめゆひ。あみの手やいたらがい。きよきながれの水ぐるま。くる/\/\と二つどもへや三つどもへ。うつやたいこのひやうしとり/゛\。ひらくあふぎのまひづるは。大一大まん大吉日とむまののりぞめゆみはじめ。しやうらんありておの/\もほまれをのこすふじのまきがり。

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#物尽くし(紋)

分類番号

00-2310000-t3m1a5t5-0001
データ入力日:2016/09/14

長唄 爪音幸紋尽し 歌詞