題名

玉兎(たまうさぎ)

本名題

玉兎月影勝(たまうさぎつきのかげかつ)

変化物としての題

月雪花名残文台(つきゆきはななごりのぶんだい)

詞章

国書刊行会『徳川文芸類聚』 俗曲上 第九 「柏葉集」

(目次・本文の題名『玉兎月影勝(玉兎)』

(作者 桜田治助)

「実に楽天がからうたにつらねしあきの名にしおふ〔合〕三五夜中新月の〔合〕中にもちつく玉兎もちじやござらぬもち月の月のかげかつ
〔二上り〕「とびだんごやれもさうややれ/\さてな〔合〕
「臼と〔合〕杵とは〔合〕女夫でござる〔合〕
「やれかさ/\〔合〕
「よがな〔合〕よ一夜おゝやれ〔合〕
「とゝんが上から月夜にそこだぞ〔合〕
「ヤレこりやよいこの団子ができたぞおゝやれ〔合〕
「やれさて
「あれはさて
「これはさて〔合〕
「どつこいさてな
「よいと/\よいと/\よいとなとな
「これはさのよい
「これはさておき
〔ナヲル〕「むかし/\やつがれが手がらをゆふべのそへぢにもはゞくたぢゝやがそのかたき〔合〕うつやぽんぽらぽんと〔合〕はらづゝみ〔合〕狸のきんじよへ柴刈に〔合〕きやつめもせたら大束を〔合〕ゑつちり/\〔合〕ゑぢ
かりまた〔合〕シヤござんなれこゝこそと〔合〕あとから火打でかつちかち〔合〕かち/\〔合〕かち/\のお山といふ内にアツヽ〔合〕アツヽそこでやけどのおくすりととがらしなんぞでみしらしてこんどはちよき船がつてんだ〔合〕心得狸に土の船〔合〕おもかぢとりかぢ〔合〕ぎつちらこ〔合〕
「ういたなみとよ〔合〕山谷の小船〔合〕こがれ/\てかよはんせ
「こいつはおもしろおれさまとしやれるしたよりぶく/\/\のう/\これはも泣つ面〔合〕よいきみしやんとかたきうちそれでいちごさかえた手柄ばなしにのりがきて
〔二上り〕「お月様さへ嫁入よなさる
「ヤトきなさろせとこせい/\
「としはおいくつ十三七ツ〔合〕ほんにサアお若いあの子を生んで
「ヤト来なさろせとこせい/\
「だれにだかせませうぞおまんにだかしよ〔合〕見てもうまそなしなものめ〔合〕しどもなや
〔ナヲル〕風にちぐさの花兎ふぜいありける月見かな。

タグ

#変化物 #兎 #狸

分類番号

00-1331211-t1m1a3s1-0001

音源(宣伝枠)

 

小道具(宣伝枠)


データ入力日:2016/06/03

清元 玉兎 歌詞