秋の風(あきのかぜ)
(目次の題名『あきの風』本文の題名『秋のかぜ』)
(松風述)
「あきのそら〔下〕あだしこゝろにくらべ見ん〔合〕〔ハル〕まつふく風はをとすれどとはぬ男のつらにくや〔合〕とはおもへども〔ハル〕まゝならぬ人めの関のはてしなさ〔上〕ほんにほんぼにうたてさを〔合〕つゝめばいとゞむねせまりなくもなかれずねもやらず〔合〕
〔ギン〕「うつら/\とふくる夜にわけもないこと思ひわび〔中ギン〕そでのなみだの露しぐれあひ/\がさの中の町おくりかへせしその日より〔上〕文のたよりもあきの葉のそめてくやしき思ひぐさ。
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データ入力日:2016/09/13