題名

綱手車(つなでぐるま)

本名題

夜鶴綱手車(よるのつるつなでぐるま)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『荻江節正本』

(目次の題名『夜鶴綱手車(つなで車)』本文の題名『夜鶴つなでぐるま』)

「いとによる。〔ギン〕をかのやなぎのつなでなわ。〔ハル〕ひけや/\ひけやこのくるま。〔合〕ゑいさら/\さらにおもひはやすまらね。〔ハル〕かたわぐるまのひきづなも。〔三ノギン〕こゝろもつれやありあけの〔合〕〔カドぜツキヤウ〕つきの〔合〕みやこをたちいでて。〔ギン〕よものはるべのあさむらさきやあづま路へ。〔ハル〕ひとめせき〔ギンガハリ〕がさ〔セツキヤウヲトシ〕やれあふぎ。〔ニノギン〕かくれがさにもあらざれば〔ハル〕おやはそらにてちのなみだ。あとに〔サイモンガカリ〕のこせしはゝそのもりの。〔合〕〔三ノギン〕もりてやそでに。〔ハヅム〕はなかぜの。〔ツク〕かわくまもなきくるまざか。
「ひとひきひけばせんぞうくやうふたひきひけばまんぞうの。〔ツク〕くやうのにはときくからにゑいさらゑいとひくくるまひくやほとけのみてのいと。〔ハル〕ふぢさはでらのもんぜんにしばらくくるまを。〔セツキヤウドメ〕とゞめける。

分類番号

00-2310000-t3n1d4g3-0001
データ入力日:2016/09/14

長唄 綱手車 歌詞