題名

西王母(せいおうぼ)

変化物としての題

八重九重花姿絵(やえここのえはなのすがたえ)

別題

国豊かの西王母(くにゆたかのせいおうぼ)

詞章

声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年)

(杵屋六左衛門述)

『国豊か三皇五帝の昔より、今此の御代に至るまで、かゝ聖主のためしこそ、あら有難の時代なれ/\
『桃李不言春幾干の歳月を、送り迎へて三千年に、なるてふ桃の花の顔
『露に色香も十寸鏡
『うつろうものは世の中の
『人の心の花ならぬ
『去りとては
『君が恵の深緑、いざや捧げん花も実もある桃の寿あら不思議やな水茎の、奇特現はれ忽に、花飛び散りてひてふの姿、雨を呼ぶとぞ見えにける
『雲ぢにうつれば王母もともなひ、天の羽袖の風に翻り、振り来る雨をうち払い/\、光を放つ稲妻の、雲に紛れて失にけり

タグ

#変化物

分類番号

00-2310000-s4a2a5a3-0001
データ入力日:2016/05/16

長唄 西王母 歌詞