#author("2016-10-20T16:13:21+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase") #contents *題名 [#k12bb427] 翁千歳三番叟(おきなせんざいさんばそう) *詞章 [#d2d61f3f] **声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#lb796d4a] (資料では『翁千歳』と『三番叟』を分けている) (杵屋六左衛門述) 〔翁〕『とう/゛\たらり/\らたらりあがりらゝりどう 〔地〕『ちりやたらり/\らあがりらゝりどう 〔翁〕『所千代までおはしませ 〔地〕『我らも千秋さふらはう 〔翁〕『鶴と亀との齢にて 〔地〕『幸ひ心にまかせたり 〔千歳〕『なるは瀧の水/\なるは瀧の水日は照るとも 〔地〕『絶えずとうたりありうどう/\ 〔千歳〕『君の千歳を経んことは天津乙女の羽衣よ、なるは瀧の水日は照るとも 〔地〕『絶えずとうたりありうどう/\ 〔翁〕『総角や爆竹やひろばかりやとんどや 『ざしてゐたれども 〔地〕『まゐらふれんげりやとんどや 〔翁〕『千早振神のひこさの昔より久かれとぞ祝ひ 〔地〕『そよやれいちやとんどや 〔翁〕『およそ千年の鶴は〔合〕 『万歳楽とうたうたりまた〔合〕 『万代の池の亀は、甲に三曲を頂いたり〔合〕 『瀧の水れい/\と落ちて夜の月鮮かに浮んだり〔合〕 『渚の砂さく/\として旦の日の色をらうす 〔翁〕『天下泰平国土安穏の今日の御祈祷なり 『あり原やなじよの翁とも 〔地〕『あれはなじよの翁とも、そよやいづくの翁とも 〔翁〕『そよや 〔舞〕『千秋万歳の喜びの舞なれば、ひとさし舞ふ万歳楽 〔地〕『万歳楽 〔翁〕『万歳楽 〔三番叟〕『おさへ/\喜びありや我が此の所より他へはやらじとぞ思ふ 『あら目出たや、物に心得たるあどの太夫殿にそとげんざん申そう 〔アド〕『調度参て候 〔三番叟〕『たがおたちにて候ぞ 〔アド〕『あどと仰せ候ほどに御身あどの為に罷り立て候、今日の三番叟千秋万歳と舞ふて居そへ色の黒い尉殿 〔三番叟〕『此の色の黒い尉が今日の三番叟千秋万歳所繁盛と舞納めうづる事は何より以て安うざり、まづあどの太夫殿は元の座敷へおも/\とおなほりそへ 〔アド〕『某座敷へ直らうづる事は尉殿の舞よりいと安うそう、御舞なうては直り候まじ 〔三番叟〕『あらやうがましや 〔アド〕『さらば鈴を参らせう 〔三番叟〕『あどの太夫殿に申すべき事の候 〔アド〕『何事にて候ぞ 〔三番叟〕『五月の女房が笠の端を連ね、早苗おつ取つてうちあげて諷ふて聞かせ申そう 〔ツレ〕『これなんな池の汀に宝御船がつくとんの 『ともへにはんな恵比寿大黒なかは毘沙門吉祥天女 〔二上り〕『四海波風静けき君が 『御世はかしこき天照る神の、かげもくもらず怨敵退散五穀成就民豊か〔合〕 『八百万代も国や栄えん ※『声曲文芸叢書』では「翁千歳」と「三番叟」が独立して採録されている。 *その他の情報 [#n705182c] *関連項目 [#wfdaf096] *タグ [#gde6fe2c] #三番叟物 #松羽目物 *分類番号 [#dd428d68] 00-2310000-a5k2n1s4-0001 RIGHT:長唄 翁千歳三番叟 歌詞