#author("2016-10-20T15:49:05+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#t633f89d]
仲蔵狂乱(なかぞうきょうらん)
*本名題 [#n2b129a5]
狂乱雲井袖(きょうらんくもいのそで)
*詞章 [#q0ecbba6]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#n3749fc3]
(資料の題名『狂乱雲井袖』)
(資料の題名読み「きょうらんくもゐそで」)

〔鼓歌〕『いざさらば、ありし雲井の花の袖、思へばかゝる執着の
〔二上り〕『ていか蔓の離れぬ仲を、隔てられてもそもやそも、思ひ出すとは忘るゝからよ、なんの忘りよぞいたいけ盛り
『さても/\わごりよは、踊るふりが見たいか、踊るふりが見たくば、きたさがへ御座れの、きたさがの踊は対のぼうしをしやんと着て、踊るふりがよいとの、吉野初瀬の花よりも、紅葉よりも君が俤、うつゝにも夢にも見たや懐しや
『古にしことを聞くからに、比翼連理の契さへ、花に嵐の情なや、さらに別のなかりせば、千代も人には添てまし、よしやくさばに忍ぶとも、色にぞ出し我が恨
『千草も冬枯て、雲の彼方に春や来て、風に散り飛ぶ雪の花、ちりやちり/\漂ふ、君が袂に積るも嬉し、千々に心も乱れて
『恋しや昔床しやと、彼方へ慕ひ此方を慕ひ、別の床の台とぞ、人目もわかず伏転ぶ
*その他の情報 [#g8f84ef2]
天明4年(1784)11月初演 初世瀬川如皐作詞 初世杵屋正次郎作曲
『重重人重小町桜』(じゅうにひとえこまちざくら)一番目五立目
*関連項目 [#h7020b1a]
*タグ [#v5b3c0da]
#狂乱物
*分類番号 [#z1f3fc5d]
00-2310000-n1k1z5a3-0001
RIGHT:長唄 仲蔵狂乱 歌詞