#author("2016-09-21T15:43:05+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase") #contents *題名 [#w2b5ae71] 傾城(七変化)(けいせい(しちへんげ)) *変化物としての題 [#eb800b87] 雛祭神路桃(ひなまつりかみじのもも) *詞章 [#a20bc394] **『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『歌撰集』 [#q9bec2f6] 〔三下り〕「やく束のくるか/\と待ときやこいで 「よそへかわれてまゝならぬ〔合』夜ふけてごんす。きのわるさ〔合〕わしをこまらせ。おもはせぶりか〔合方〕宵から〔合〕いまゝで。どこにゐくさつて。どこの色めと茂りくさつて、くぜつしまふてきたのじやのさりとては〔合〕引手数多の身じやとてもつらいしやうじやないかいなぬしの心が。わしや取にくいさりとは/\悪しよへ〔合〕そふでもあろか花の咲のもみのるもわしがふたば恋ぢのふねじや。ものさりとは/\あくしよへ 「わしがまつよはきのふから。はしごにとはんせ。すそふみちらし〔文弥ブシ〕ほんにかぶろをしかつて見ても。はらの立つのはなんのやも。あかぬたぱこの〔ヲトシ〕煙たつ 「たれが待やら。しやらりととけし。ふたえ帯。見るたび/\や聞たびに〔合〕にくてらしほどかわゆさの〔合〕わしはかふした流れのつとめ。そのかひなぎさの千鳥やさんざ鳴音は〔合〕さんざ鳴音は〔ヲトシ〕しほらしや 「通ひ/\し衣紋坂恋に引れてくる/\と。まはる紋日の品もよく。姿吉原やりてかぷろのだてくらべ。いろめく花の散や惜まんげにもたへせぬふぜいなり。 *その他の情報 [#efc28fcd] *関連項目 [#c06fb9fc] *タグ [#z3b8364c] #変化物 #廓 *分類番号 [#v634eedd] 00-2310000-k4a2s4a2-0002 RIGHT:長唄 傾城(七変化) 歌詞