#author("2016-09-21T15:34:51+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#author("2016-11-03T10:35:11+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#re7750c2]
*題名 [#p8315b60]
喜撰(きせん)
*変化物としての題 [#g1113d34]
*変化物としての題 [#pd99c36c]
六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり,うたあわせすがたのいろどり,ろっかせんすがたのさいしき,ろっかせんすがたのいろざし)
*詞章 [#q8081ba9]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#ydedbbc5]
*詞章 [#vb7c753d]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#k8a75b28]
『我が庵は、芝居の巽常盤町、而も浮世を離れ里
『世事で丸めて、浮気でこねて、小町桜の詠に飽かぬ、彼奴にうつかり眉毛を読まれ
『法師/\は啄木鳥の、素見ぞめきで帰らりよか〔合〕
『わしは瓢箪〔合〕
『浮く身ぢやけれど
『主は鯰の取り所〔合〕
『ぬらりくらりと今日も復、浮れ/\て来りける
『若しやと簾を余処ながら〔合〕
『喜撰のはなが〔合〕
『茶の給仕
『浪たつ胸を押撫でて、締りなけれど鉢巻を、幾度しめて水馴れ棹
『濡れて見たさに手を取て、小野の夕立縁の時雨
『化粧の窓の手を組んで、どう見直して胴振い
『今日の御見の初昔〔合〕
『悪性と聞いて此の胸が、朧の月や松の影
『私やお前や政所、いつか果報も一森と、誉められたさの身の願
『惚れ過ぎる程愚痴な気に
『心の底の知れかねて
『自烈度では
『ないかいな、何故惚れさせたこれ姉女
『自惚すぎた悪洒落な、わつちもそんなら勢肌、五十五貫でやらうなら
『廻りなんしへ、ぐわら/゛\鉄棒に〔合〕
『路次はしまりやす
『長屋の姉女が、鉄砲絞の半襟か、花見の煙管ぢやあるめへし、素敵に首に搦んだは、廊下鳶が油揚さらひ、お隣の華魁へ、知ねへ顔もすさまじい、何だか高い観音さんの
『鳩は五十や三重の、塔の九輪へとまりやす
『粹と言はれて浮た同士
『ヤレ色の世界に出家を遂げる、ヤレ/\/\/\細かにちよぼくれ
『愚僧が住家は、京の巽の世を宇治山とは、人は言ふなり、ちや/\くちや茶ゑんの咄す濃茶の縁の橋姫、夕べの口舌の袖の移り香、花橘の名小島が崎より、一散走に走つて戻れば、内の嬶が悋気の角文字、牛も涎を流るゝ川瀬の口説けば内へ、我から焦るゝ蛍を集めて手管の学問
『唐も日本も廓の恋路が、山吹流しの水に照沿ふ旭のお山、誰でも彼でも二世の契は平等院とや、されとは是はうるさいこんだに
『奇妙頂礼どら如来
『衆生手だての歌念仏
『釈迦牟尼仏も床急ぎ、抱いて涅槃の長枕、睦言がはりのお経文
『なまいだ/\/\〔合〕
『何故に届かぬ我が思、ほんにサ
『忍ぶ恋には如来まで、来て見やしやんせ阿弥陀笠、黄金の肌で有難や
『なまいだ/\/\〔合〕
『何故に届かぬ我が思、ほんにサ、こゝに極る楽しさよ
『難波江の片葉の葦の結ぼれかゝり、アレサコレハサ
『解てほぐれて逢ふことも、待つに甲斐ある〔合〕
『ヤンレ夏の雨
『やあとこせよいやな
『ありやりや
『これはいな
『この何でもせ
『住吉の岸辺の茶屋に腰うちかけて、ヨイヤサコレハサ
『松で釣ろやれ蛤を、逢ふて嬉しき〔合〕
『ヤンレ夏の月
『やあとこせよいやな
『ありやりや
『これはいなこの何でもせ
『姉さん音上かへ、島田金谷は川の間、旅籠は鐚でお定り、お泊ならば泊らんせ、お風呂もどん/゛\わいてある、障子も此頃張替へた〔合〕
『畳も此の頃替へてある〔合〕
『お寐間の伽をまけにして
『草鞋の紐の仇解の、結んだ縁の一夜妻、あんまり悪うも〔合〕
『あるまいかても
『さうだろ/\さうであろ
『住吉様の岸の姫松目出度さよ、いさめの御祈祷、天下泰平国土安穏目出度さよ
『来世は生を黒牡丹、己が庵へ帰り行く
*その他の情報 [#m8e5d06d]
天保2年(1831)2月初演 松本幸二作詞 十世杵屋六左衛門作曲
長唄清元掛合で清元は初世清元栄次郎作曲
『桜真砂白波』(くもいのはなまさごのしらなみ)の二番目大切
*関連項目 [#ac565bd2]
[[喜撰(清元)]]
*タグ [#h7a7733d]
#掛合(清元 長唄) #変化物
*分類番号 [#ib5a525c]
*タグ [#l6b63c44]
#掛合(清元 長唄) #変化物 #チョボクレ
*分類番号 [#lbdbcd24]
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データ入力日:2016/05/11
RIGHT:長唄 喜撰 歌詞