#author("2016-10-29T11:58:00+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
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#contents
*題名 [#u1b1f923]
紅葉狩(もみじがり)
*本名題 [#j7e7598c]
色見草月盃(いろみぐさつきのさかずき)
*詞章 [#ca3a23ba]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#i81db464]
『物思ふ立ちまふべくもあらぬ身の、袖うちふりし心まで
『うつらふ秋の色みえて、此の身を何とゆふまぐれ〔合〕
『時雨るゝ空を眺めつゝ、浮れ出でたる道の辺の、草葉もともに下紅葉
『夜のまの露や染めぬらん
『面白や頃は長月末つかた、四方の梢もいろ/\に、錦彩どる山々は、花の吹雪のそれならで〔合〕
『五色の雪と降る紅葉、分けつゝ行くや益荒夫の、矢猛心の梓弓、ひくや知るべの駒の足、涙に川の流れ絶えせぬ紅葉葉を、渡らば錦中絶えん、時雨を急ぐ紅葉狩
『見捨て玉ふかつれなやと、袂にすがり止むれば、流石岩木にあらざれば〔合〕
『心弱くも引とめられて、所は山路の菊の酒、汲むや流のうき身にも、いとし可愛のよい殿御ぶり、ほんにお前を誰が抱て、ぬるでの紅葉色見草、他所の恋路のねたましや
『そもや誠が露程あらば、二世も三世も神かけて、忘るゝ隙はないわいな
『深い縁しも月に雲、花に嵐の恋すなる、月の盃さす袖も、雪をめぐらす舞の曲
『秋の木の葉の色に出し、紅葉踏む鹿憎いといへど、恋の文かく筆となる、かはゆらしいぢやないかいな
『秋の千草の色に出し、菊と薄は中よいけれど、露がしらせて濡を知る、可愛らしいぢやないかいな、アヽうらやまし
『今まで爰に色ある女忽化生の形を現し、紅葉の梢も火炎となつて、枯木木の葉もさら/\/\、めざましかりける次第なり
*その他の情報 [#w566ca8f]
安永5年(1776)7月 
*関連項目 [#y20dd36c]
*タグ [#d21f25b6]
#鬼
*分類番号 [#k4cc0a4b]
00-2310000-m5m2z2g1-0001
RIGHT:長唄 紅葉狩 歌詞