#author("2016-10-21T11:03:25+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#ee4a4514]
網打(あみうち)
*変化物としての題 [#w92b78f3]
再茲歌舞伎花轢,再茲歌舞妓花轢(またここにかぶきのはなだし)
*詞章 [#t6b3b6fa]
**国書刊行会『徳川文芸類聚』 俗曲上 第九 「柏葉集」 [#m5256e8f]
「しほ時はよし網打の
「おもかぢじや
「とりかぢじやがつてんか〔合〕かぢこもどこか〔合〕いきやすめ〔合〕見下ろす浅敷はたぼぞろい〔合〕もし/\ちよつとお盃聞へないのか姉さんヘエヽ色男にちくるいめこいつは気がわるいともがいても〔合〕上と下とでしよ事がねへ見るに目のどくねてくれべい
「あたりうかゞひ大だこののろり/\と忍足なんでもしてこい弁当の
「いもは我等がこふ物もの大願成就かたあしでふたを開いてしたり顔〔合〕これもひとへに山王さんの御利生すてきな御利生と喜んで出せしめんとする所を
「どつこいそふはと船頭も
「たこのまくらでついこゝでどうだ/\とふりそへば
「なぜにお前はそのやうに〔合〕ささが過ぎたか柳色主の素肌へひつたりと吸付きたさの〔合〕身のねがひ
「はなれまいぞと抱き付て足をとらへて〔合〕コ何じやいな
「無理をいゝだこかづ/\の網にかゝるのじやないかいなわけも渚の忘れ水
「なんぼへ何ぼ漁帥の身じやとてさまよ
「船にやのらずにぐつすりとねた木枕のちはごとはこいつは/\たまらぬ気がもめるうそも佃の〔合〕いろのうみ深い中
「やたいばやしに心付かぢこ尋ねて走り行く。

*その他の情報 [#me7be43c]
文政9年(1826)6月 二世桜田治助作詞 初世清元斎兵衛作曲 
*関連項目 [#i2e8f103]
*タグ [#he53ce7d]
#変化物
*分類番号 [#c2e68570]
00-1331211-a1m2a3t2-0001
RIGHT:清元 網打 歌詞