#author("2016-10-20T15:34:37+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#keca6b11]
西王母(せいおうぼ)
*変化物としての題 [#a6d662ba]
八重九重花姿絵(やえここのえはなのすがたえ)
*別題 [#t73c5cdf]
国豊かの西王母(くにゆたかのせいおうぼ)
*詞章 [#i70e93b4]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#g26f8fe4]
(杵屋六左衛門述)

『国豊か三皇五帝の昔より、今此の御代に至るまで、かゝ聖主のためしこそ、あら有難の時代なれ/\
『桃李不言春幾干の歳月を、送り迎へて三千年に、なるてふ桃の花の顔
『露に色香も十寸鏡
『うつろうものは世の中の
『人の心の花ならぬ
『去りとては
『君が恵の深緑、いざや捧げん花も実もある桃の寿あら不思議やな水茎の、奇特現はれ忽に、花飛び散りてひてふの姿、雨を呼ぶとぞ見えにける
『雲ぢにうつれば王母もともなひ、天の羽袖の風に翻り、振り来る雨をうち払い/\、光を放つ稲妻の、雲に紛れて失にけり
*その他の情報 [#m9ba0417]
天保12年(1841)7月 三升屋二三治作詞 十世杵屋六左衛門作曲
『天竺徳兵衛万里入船』(てんじくとくべえばんりのいりふね)二幕目
*関連項目 [#v8f35994]
*タグ [#n831df21]
#変化物
*分類番号 [#wcc0fff7]
00-2310000-s4a2a5a3-0001
RIGHT:長唄 西王母 歌詞