#author("2016-10-21T11:34:55+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#t3d6f6bb]
雷(かみなり)
*変化物としての題 [#f43caebf]
四季写土佐絵拙(しきうつしとさえのふつつか)
*詞章 [#na48dfbf]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第4編 常磐津集(明治42年) [#ub020d7b]
(資料の題名『四季写土佐図拙』「船頭」と一緒に掲載)

(西沢一鳳述)

『夕立や田を見廻りの神鳴も、富士と筑波を右左、晴渡りたる雲の上、平気で洒落て鼻唄で
『下の遊びの羨まし、チト遠見と摺火打、雲と見紛ふ煙かな
『下界遥に見渡せば
『木の間/\に茶船が見ゆる、艪を押す声のヱイサツサ
『さつと屋根舟で弾く三味線の、中の小唄の顔見たや
『さへつ押へつ天目酒に、さんなんよつの無理酒は、エエ畜生奴が洒落のめす、此方も負じと持前の、太鼓拍子で一踊
『鐘と念仏でわしや暮すなら、雲とまかせてわたりやせん〔合〕鈍な事して太鼓を落した、こんな錨で引上よか
『三千余町成田屋の、其稲妻の師の光り、音も高島屋と鳴響き、雲間/\と駆り行く/\

※『声曲文芸叢書』では「夕月」とまとめて「四季写土佐図拙」として掲載。
*その他の情報 [#a5f81718]
弘化4年(1847)11月 西沢一鳳作詞 五世岸沢式佐作曲
『源家八代恵剛者』(げんけはちだいめぐみのつわもの)二番目大切
*関連項目 [#dd8bc0d8]
*タグ [#jba9891d]
#変化物
*分類番号 [#c5437965]
00-1331200-k1m2n1r2-0001
RIGHT:常磐津 雷 歌詞