#author("2016-09-21T15:35:41+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase") #contents *題名 [#q7424bd6] 喜三の庭(きみのにわ) *別題 [#m733e6a8] 君の庭(きみのにわ) *詞章 [#w72c33e3] **声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#ncea9510] (資料の題名『君の庭』) (杵屋勝三郎節) 〔三下り〕『牡鹿鳴く此の山里と詠みたりし、嵯峨野の秋の月の夜に、露の千種を踏分て〔合〕 『宿直姿の藤袴、駒ひきとめて休らへば、夫れとしるべの松風に、通ふ爪音身にしみて、合はす音色の笛竹や 『月の前の調は、夜寒をつぐる秋風、雲井をわたる雁がねも、琴柱に落る声々に 〔本調子〕『想夫恋の曲は、比翼の翅を恋ひ、盤渉調の調は、連理の枝に通ふ 『これはかしこき君が代に、わりなき中のひとふしを、諷ふも同じひと夜の君が、情にひかれて尋ねくるはの通ひ路に〔合〕 『七百年も昨日今日、菊のきせ綿うちかけに、桔梗刈萱女郎花 『店清掻の音につれて、色香あらそふ出立ばへ、萩の錦がふくめる露の〔合〕 『玉揃い〔合〕 『末は籬にせかれても、格子を覗く月影に、招く尾花の忍び音は、実に面白き仙境なり 『豊年の今年はひつじ八束穂の、いづるわたましに実入をはこぶ出来秋や、尚も千秋のたのしひと、うたい囃して祝しけり、うたひ囃して祝しけり *その他の情報 [#bb6dadfc] 安政6年(1859)9月 二世杵屋勝三郎、三世杵屋正次郎作曲 *関連項目 [#pf6cdc06] *タグ [#hc393e2f] *分類番号 [#c4c09344] 00-2310000-k2m2n5n2-0001 RIGHT:長唄 喜三の庭 歌詞