#author("2016-10-20T15:29:57+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#l5f14519]
忍車(しのびぐるま)
*別題 [#bedf4b8b]
百夜車(ももよぐるま)
*詞章 [#ua3d9f55]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年) [#oa9c3ebe]
(資料の題名『しのび車』目次題名『忍び車』) 

『夫れ西山高ふして、夕日も早く落葉時、梢の風に雲たちて、はこぶ時雨の宵闇に、神の御灯ぞ尊とけれ
『稲魂の御社へ、通ひ車のわれからと、胸に思ひぞ深草の、昔を忍ぶ隠れ里
『老女の化粧もの凄き、雲間をもるゝ月影を、見越が嶽や山里を、君に引れてそこはかとなく、車の許へ辿りつき
『榻のはしかぎ幾夜さか、忍び車の恋衣きつゝ情もいつしかに、網代車のつれなさは、力車のちからにも、引に引かれぬ手車や、七の車に積兼し、思ひをはして給れと、恨にしめる村時雨
『濡による身の傘に
『峰吹下ろす凩の、音も烈しくばら/\/\、散は木の葉かあらしこが
『打てかゝるを身をかはし、くるりくる/\くる/\/\彼方此方へ飛廻る、風の手に舞ふ紅葉葉も、果は流るゝ谷川に、河鹿の声もかれ/゛\て、行衛何処と立つや白浪
*その他の情報 [#d8ac97c5]
弘化3年(1846)11月初演 藤本吉兵衛作詞 十世杵屋六左衛門作曲
*関連項目 [#h2020e68]
*タグ [#x6b820cf]
#物尽くし(車)
*分類番号 [#y68c8463]
00-2310000-s2n5b2g3-0001
RIGHT:長唄 忍車 歌詞