#author("2016-10-20T15:43:46+09:00","default:Tomoyuki Arase","Tomoyuki Arase")
#contents
*題名 [#m87d896b]
玉藻前（たまものまえ）
*本名題 [#yf6a2aa3]
狐振分後段景事（きつねきつねごだんのけいごと）
*詞章 [#vde17637]
**声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集（明治42年） [#hea5ea67]
『それ秋津国の東に、那須野といへる郊野あり、実に三国に跨るゝ其の名を石にとゞめしも、これぞ武勇のいさほしや
『四季折々の花の香に、うつろふ色は藤つぼの、ふぢの紫梅壷の、梅の香も身ひとつに、かつぐ玉藻のまへ渡り
『その花よりも月よりも、恋しき人の閨の内、閨の扇のつれなさに、恨よるべの立姿
『ものゝふの弓矢も神の守護の国、今ぞあらはす我が姿
『班足太子の塚のかみ異国の妲妃
『日の本へ渡り来りし白面の
『金毛九尾の毛も逆立ち、怒の眼は紅や、黄菊白菊乱れ咲、われも乱れて此処彼処、狂ふ姿ぞ恐ろしき
『早時来りさらばぞと、夕暮深き村雲の、嵐吹き沿ふ飛行の有様あやし恐ろし次第なり
*その他の情報 [#ld363f5e]
嘉永5年（1852）1月初演　三世瀬川如皐作詞　十世杵屋六左衛門作曲
『金烏玉兎入船』（きんうぎょくとわこくのいりふね）の所作事
*関連項目 [#n7ccd7ec]
*タグ [#e0867248]
#狐
*分類番号 [#p54e5109]
00-2310000-t1m1m5n5-0001
RIGHT:長唄 玉藻前 歌詞