題名

琴歌夜の鶴(ことうたよるのつる)

詞章

『徳川文芸類聚』第10 俗曲下 『荻江節正本』

(森田勘弥相勤申候)

〔二上り〕「子を思ふ道は一すじ行水のかはらぬことをくど/\と人にはそれといわでの山の若をつらぬく男の涙袖のてまへもはづかしく其おん愛のふかみぐさ咲てしほれてしほれてさいてしんはなく/\乱れどり〔合〕世はうたかたのあはざの烏かはい/\のこへ聞ば我みのうへのゆふ波ちどりいはれぬしぎのはねがきもうき身うきねのとり/゛\にうづら/\と思ひばのこへなきをしの鳴むねはいろ/\鳥の小がら山がら鶸めじろ心のこま鳥つなぎもやらずつなげば花も散て行命はめいどのとりわけて子捨るやぶになくうぐひすのとまりかねたるおやの身はやけ野きゞす夜のつる。

分類番号

00-2310000-k5t5a3t1-0001
データ入力日:2016/09/14

長唄 琴歌夜の鶴 歌詞